足のむくみと腎臓病の関係

腎臓の機能が低下している場合も、足がむくむ症状が発現します。
そもそも腎臓の役割はご存知でしょうか?

 

腎臓は体内の余計な水分や体液をろ過して排出する働きがあります。
つまり、腎臓の機能が低下すると、体の不要物が排出されずに体内に留まってしまうため、むくみの症状があらわれます。
腎障害が悪化すると尿も出にくくなるため、症状も深刻になります。

 

一般的にむくみの症状は、生活習慣の見直し(塩分や水分の量を調整する、運動するなど)やストレッチ、マッサージで解消出来ます。
しかし腎機能が低下している場合は、こういった対処法は効果がありません。
腎機能自体を整えないとむくみを改善出来ないからです。

 

腎臓に異常がある場合は、足以外の部位もむくみやすくなります。
顔をはじめ、全身にむくみや倦怠感がある場合は、腎臓に異常がある可能性が高いと考えられます。

 

万一、腎臓に障害が起きている場合は早期発見・早期治療が重要になるので、一度病院で診てもらいましょう。
専門は泌尿器科です。
尿検査によって、尿中のタンパク質や老廃物、尿糖などの数値を調べて尿の状態をチェックします。
とくに腎臓の障害は初期症状が薄いので、むくみがなかなか治りにくい場合は病気の可能性を疑いましょう。